サガン鳥栖のHPで告知を知って往復はがきで抽選に申し込んでいました。
ブリジストンとサガン・ドリームスの協賛で行われたザッケローニ氏の講演会に行ってきました。
講演会はさすがに写真を撮るのはNGでしょうから、ほぼ写真はありませんが・・・。
聴き手には元日本代表の戸田氏。通訳はお馴染みの矢野さんでした。
この講演会にはサガン鳥栖のチームも一堂に参加していました。
講演会の終わりには藤田主将、森下監督から天皇杯への抱負も聞きました。
講演会終了後には、帰り間際にザッケローニ氏はサインまでしてくれていました。
1m先くらいにいたのですが、写真はこのブレブレ具合。
一緒に行った母は握手をしてもらったらしく、ご満悦でした。
以下、講演会の中でザッケローニ氏の発言で印象に残った箇所を。
先週行われたチャンピオンシップのガンバ大阪とサンフレッチェ広島の試合を見た印象は、日本代表就任時と特に変化は感じなかった。
ただサポーターの熱意は継続している。
ザッケローニ氏はアマチュア時代はサイドバック。
その時代はマンマークが主流のため、相手FWのマークだけで、
ボールを触らないことも。
*ユーモアを交えながら所々笑いの起きる講演会。
サッカー選手として目立ったキャリアがない中上のカテゴリの指導者のライセンス取得のためには、そのカテゴリで優勝するしか道はなかった。
しばらくセリエD、Cを指揮を続けライセンス資格の取得条件が緩和されようやくセリエAの監督に就任。
指導者を初めて13年後、ウディネーゼの監督に就任。
監督を続けていく中で、勝つための絶対的な手法はなく自分の信念貫くことが大事であると認識。そして情熱、覚悟、ひらめきが重要、それにリスクを取る必要がある。
選手との関係は良かったが、会長等フロントとは対立したことがあるとのこと。
すごく有名な会長からシステムを変えるようにと電話がある。
ザック氏は監督を変えればいいのでは?と回答をし受話器を置く。
その後にすぐに解任されました、と。
*ベルルスコーニ会長のことだと思われる。
監督はボスでなくリーダーでなければならない。
怒るだけの監督ではなく、引っ張っていく存在である。
ミラン時代の話にも言及。
当時、マルディーニにはチームとしてフィジカルに頼らないサッカーをすることで、選手としてのキャリアを伸ばすことができると説明し、今までと違う戦術を受けれいるように話をした。
2014年W杯について。
本気で世界で戦えると信じていたし、あのメンバーで今も世界で戦えると自負している。ただし、フィジカル面では劣っていたため、ボールを保持する時間を多くすることが重要と考えていた。
日本代表の強みは持久力。
反面フィジカルで劣るので人数をかける等の工夫が必要。
日本代表の改善点は世界と戦えると信じ、劣等感を捨てること。
質疑応答では、
鳥栖の監督はどうかとの問いも華麗にスルー。
目の前に森下監督がいるのにその質問は失礼だろう、っと。
今までで才能豊かと感じた選手は誰かとの質問には、
元ブラジル代表のアドリアーノの名前。
才能は豊かだったのに、様々な要因からもう第1線では名前も聞かなくなり残念。